うつ症状に悩む方への接し方!心の支えが患者を癒す

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普段の落ち込みとは違う

つらいことや悲しいことがあると、人はだれでも落ち込み気分としてのうつを体験します。しかし、数日たてば自然に回復し、また前向きな気持ちになれます。一方、うつ病での気分の落ち込みは、いつまでたってもそこから抜け出すことができず、自分ではどうしようもなくなるという状態です。しっかりしなければと考えれば考えるほど、前向きな気持ちになれない自分が情けなくなり、自分を責めることでさらに落ち込んでいくというのがおおまかな特徴です。また、病気になると、たとえば人に会うのが怖くなり、誰とも顔を合わせられなくなったり、会社にどうしても行くことができず、遅刻や欠勤を繰り返したりします。これまで普通にこなすことができた日常生活が送れなくなり、消えてなくなったほうがラクなのではないかと考えるほどの苦しみが続きます。周りから見て大丈夫そうに見えても、本人が強い苦痛を感じているようなら、医療の手助けが必要です。どこからがうつ病かという明確な境界線はありません。数値ではなく、本人の辛さや苦しさで判断するものなので、辛い、苦しいと感じているのなら、治療をする必要があります。うつ病の治療法はいくつか種類があり、個人の症状や状況により組み合わせて行われるのが一般的です。重度の場合、薬による治療と認知行動療法などの心理的な治療が併用されます。仮に命の危険性があると判断された場合は、入院治療が行われます。軽度や中程度の場合は、対面もしくは電話やウェブなどによる心理的な治療と薬による治療が検討されるのが通常です。心理的な治療は専門家と一対一で行われる場合もあれば、何人かの患者が集まり、グループで話し合いながら進められる場合もあります。そして、寛解後は薬による治療が継続され、再発した際には心理的な治療を併せておこなっていきます。うつの症状がほとんど見られなくなって2か月経過した時点を医学的には完全寛解と呼び、この状態までいけば、ひとまず治療は終了です。しかし、何らかのきっかけで再発することもあるデリケートな病気なので、引き続き無理をせずに暮らしていくことが重要です。